今日は僕の息子を紹介いたします。
今年5歳でエルサルバドルという国に住んでいます。
エルサルバドルとは、中南米の小さな国で、スペイン語を公用語としています。
国の情勢は決して芳しくなく、高い失業率、教育が受けられない、内戦や疫病など問題は山積みです。
電気は通じていますが、電気代が高くほとんどの家庭では使用できていません。上下水道も整備されておらず、トイレは庭に穴を掘って板を渡しただけです。
5歳未満の死亡率は日本の7倍にも上ります。
ま、そんな国です。
彼が息子のMararaです。
息子と言っても、もちろん本当の息子ではありません。
3年くらい前からの“息子”です。
里親制度ってご存知でしょうか?
要は恵まれない国の方にt毎月多少の援助をして、その子が健康的に成長することの手助けをする制度です。
数年前に少しお給料を貰える様になって、何かやりたいなと考え、このプランに出会いました。
↓ プランジャパンという組織です。
http://www.plan-japan.org/home/index.html
それで、僕の子供(?)になったのが彼です。
一年に数回お手紙や写真が来ます。こちらから衣類とか文具を送ってあげることも出来ます。彼はお父さんが国外に出稼ぎに出ていて、今は一緒には住んでいません。幼稚園には片道約1時間かけて歩いて通っているそうです。将来はサッカー選手になりたいそうです。
プランジャパンのような組織を偽善と思われる方もいると思います。
それも分からなくはありません。確かにもっと貧しい国もあるはずだし、全ての人を助けることは出来ないでしょうから。
ただプランジャパンが少し違うのは、そのままお金を送るのではなく、何かをそのお金で起こすんですね。例えばその地区の上水道の整備に当ててもらうとか、ワクチンの入手を確実にするとか、教育を受けるための学習プログラムを提供するとか。
お米をあげるのと、お米の作り方を教えてあげるのは違うって、そんな感じです。
きっと僕はこの先彼に会うことは無いと思います。それでも彼が、貧困ながらも立派な大人になってくれる一助になってくれればと思います。
ちなみにタイトルの
「¿Cómo estás? Estoy bien de salud.」
はスペイン語で
「お元気ですか?私は元気です。」