2017年8月5日土曜日

大道芸という芸術

大道芸が好きです。
大道芸が好きというよりも、大道芸人さんが好きなのかもしれません。

日本では海外ほど大道芸人さんを見かける機会はありませんね。
引っ込み思案な日本人の文化には合わないのでしょうか。

もう10年以上前から知っている大道芸の方がいらっしゃいます。
きっかけはどこかのイベントでたまたま見かけたことでした。
ちょっと前にその方がパフォーマンスをすると聞きつけて両国まで行ってきました。

パフォーマンスは楽器を演奏しながら歌って踊って、小さなお人形を引き連れてパレードをするというスタイルです。基本は何十年と変わっていないと思います。

全てに味があるんですよ。
演奏はもちろん人の手で行い、パレードのからくり人形も全て手作り。
あらゆるところを修理して修理して使っている感じ。材料も針金や割り箸、クリップにタコ糸、ペットボトルといったものです。これがいい意味でチープであり、とても温かいものです。


大道芸人さんがどういうきっかけでその道に入ったのかは分かりませんが、嫌々で大道芸人をやっている人って数少ないと思うんですよ。

失礼ですが、決して儲かる職業だとも思えません。
それだけに、根底に人を喜ばせることや他人の笑顔を自分の生活の糧としなければやっていけない職業だと思います。

「父の背中を見て自然に歯科医の道を志しました」とか「地域医療に貢献したくて地元の医院を継ぎました」なんて決まり文句を並べている様などこかの二世や三世よりも余程熱いもの彼らからは感じます。

自分も今度生まれ変わったら、大道芸人を志すような生き方をしてみたい。
まあ、人間は生まれ変わらないんでしょうけど。

I'll see you again next time !

*当院は夏休みは特に設けておりません。お盆も通常通り診療いたします。