最近のニュースで、『美人だけど顎が気になる芸能人は?』
というアンケートの調査結果がありました。
結果は、
1位 綾瀬はるか
2位 荒川静香
3位 牧瀬里穂
4位 小雪
5位 森泉
という結果でした。
『顎が気になる』という漠然としたテーマでしたが、結果を見ると、
『顎が出ている』『顎が尖っている』
といったイメージの芸能人ばかりがランクインされています。
『顎が気になる』ということで言えば、顎が出ている人に対して顎が引っ込んでいる人(顎がない人)がエントリーされてもいいはずですよね。顎がないタイプの骨格でいえば、佐々木希さんや北川景子さんとかでしょうか。でも、全くエントリーされていません。
これは、日本人の好みの問題にも関係があると思います。
日本人は顎が出ているのを嫌う傾向にあります。
逆に顎が後退している骨格はさほど気にならないようです。
顎が出ていれば咬み合わせは受け口の傾向になりますし、顎が無ければ咬み合わせは出っ歯の傾向になります。
矯正治療においても同じで、受け口の方は多くの方が治したい前向きにと考えているのに対して、出っ歯の方はその程度にもよりますが、受け口の方ほど矯正治療に積極的ではない傾向にあります。
では矯正治療で顎は治るのか?
勘違いしやすいのは、歯並びを治すのと、顎の位置や形を治すのは全く別の問題であるということです。
“歯並び”の治療であれば幼少期でも成人でも治療は可能です。
顎の問題は幼少期であれば“ある程度”治るかもしれません。
顎が後退していれば顎を出す装置を使用したり、顎の成長を抑える様に前歯を治したりすることで、顎の成長をある程度コントロールできます。しかし、あくまで“ある程度”です。どんな装置を使おうが、やはり成長力や遺伝には敵わないケースがあります。
これが、成人になっていれば“NO”です。
歯並びは治せますが、顎が出ている、顎が長い、は治せません。
顎の形を治すには矯正治療+外科手術という方法をとるしかありません。
ただし、歯並びを治すことで口元の感じが変わります。
顎自体の長さや大きさは変わらなくても、口元の感じが変わることで、少し顎が目立たなくなったりすることは良くあります。
成人してもあきらめることはありませんよ!
I'll see you again next time !