2016年2月19日金曜日

梅が咲きました。

診療室の窓から見える道に梅の木があります。
毎年、道を通る人がやたらと写真を撮りまくる事で、咲いていることを知らされます。

今年も多くの人が立ち止まるので、なんだろうと。

1週間くらい前から咲いているようです。



となると、そろそろ奴がやってきますね。

そうです、花粉です。

今年は昨年と同程度の飛散量と予測されています。
当院の患者さんにもヒノキの花粉症の方がいらっしゃいますが、花粉の種類で発症の時期が異なります。スギ花粉に一ヶ月程度遅れてヒノキ花粉がやってくるそうですよ。

スギ花粉は4月あたりまで続くそうです。

飛散が悲惨になりませんように。

I'll see you again next time !

2016年2月6日土曜日

歯列接触癖とは

歯列接触癖はTooth contacting habitといいます。
ええ、そのままですね。

「歯が接触しなきゃ、だめじゃない?」
「そういう人は矯正治療で治るんでしょ?」

違います。

“癖”です。
上顎の歯と下顎の歯を接触させてしまう“癖”の事を言います。

実は、人間は一日のうちに20分程度しか上顎の歯牙と下顎の歯牙は接触しません。

食事をするときも接触するのは一瞬です。
普段は歯と歯は接触していないものです。唇は閉じていても、歯は接触していないのが正しい状態です。

歯列接触癖とは歯を常に咬みしめてしまう癖のことです。

歯列接触癖があると、顎関節症や顎の疲れ、頭痛、歯周病の悪化、歯牙の破折や過度の咬耗(歯が削れる)、など様々な悪影響があります。
歯科矯正に関する影響としても、矯正治療時の歯牙の疼痛が増加したり、歯がスムーズに動きにくくなったりします。


では、その対策になりますが、“咬まないように注意しましょう”。
これしか方法がないのです。

上下の歯牙が触れたら、意識的に離す癖をつけましょう。癖を癖で治すわけです。
それを徹底するために仕事場のデスクや家の冷蔵庫に“咬みしめないこと!”などと書いた張り紙をするのも効果的だそうです。

歯牙接触癖は様々なところに症状が現れることがあるので、
この癖が治る事で長年苦しんできた思いもよらぬ所の痛みが解消される可能性すらあります。

思い当たる方は頑張って克服してみる価値ありです。

I'll see you again next time !