あけましておめでとうございます。
矯正治療は非常に時間がかかります。
歯はスムーズに動いても1ヵ月に1mm程度と言われています。
高齢になればなるほど動く速度は遅くなりますし、逆に小児矯正では生え変わりを待つ時間が必要なため、何もしていないのに矯正歯科に通い続けなければいけない期間があったりもします。
これは仕方ないんです。
強く引っ張れば歯が早く動くのであれば楽ですね。そうはいかないから難しいんです。
歯が動く動かないの要因の一つに、歯周組織の代謝というのがあります。この代謝が良いか悪いか、ここはコントロールができません。
「何年で終わりますか?」
「あとどれくらいかかりますか?」
「まだ終わりませんか?」
矯正医が一番困る質問かもしれません。
病院としても同じ収益を得るのであれば、4年間治療するより2年間で終わった方が良いです
よね。患者さんだって、4年通院するより2年で終わったらその方が良いですよね。
つまり、この部分では常に同じ方向を向いているのです。
治療方針はより無駄が少なく、より効果の出やすい、効率の良い治療方針を採用するように心がけております。今年もその方向性は変わりません。
また、ここ数年非常に予約がとりにくくなっております。
15分の診療時間をこじあけるのにも四苦八苦しております。
ご迷惑をおかけしているのは承知しておりますが、診療時間を切り詰めることは診療の質の低下の原因にもなりかねないので難しい問題です。
新年のお願いといたしましては、なるべくサボらずに来ていただきたいです。
あなたがすっぽかしたその30分に入りたい患者さんはいっぱいいるんです。
宜しくお願い致します。
I'll see you again next time !