2009年2月20日金曜日

人生初の!(後編)


ゼッケンを頂き、着替えを済ませて、ドキドキでスタート位置へ。

コスチュームはライオンズ。G.G.佐藤でいざ出陣!

そのスタート位置ですが、スタートラインからゼッケンごとにブロックで区切られていて、数えると前から32ブロックに区切られているんですね。
で、自分の位置は31ブロック目。。。


先頭なんかはもちろん見えませんし、スタートの号砲もまったく聞こえない。後ろを振り返れば、数人しかいないし。15000人のまさに最後方。お~い。
まあ、初マラソンです、って申し込みしているわけだから、こんなところになってしまっても仕方ないですね。

そのうち、突然、列がゾロゾロと動き出し「なんだ?なんだ?」と思ったら、スタートしてました。そんな感じの緊張感のかけらも無いスタート。

コースは大渋滞。
コンサートが終わった直後のコンサート会場の出口みたいな感じが延々と続きます。スターターの朝原宣治さんに手を振りつつ、スタートラインを超えるのは約10分後。

その後も渋滞。
ようやくマラソンっぽくなるのは青梅の市街地に入ってから。

沿道はすごい人数が応援してくれています。ギターでなんか歌っている応援している人や太鼓の演奏で盛り上げてくれている人達。青梅名物(らしい)、松村和子さんの「帰ってこいよ」が大音量でかかっているレコード屋さん。

青梅は実は初心者には厳しいコースらしいです。(後で知りました、汗)

鉄道に沿って走る形となり、10駅先で折り返して、戻ってくるコースなんです。おおまかには行きが上り坂で、帰りが下り坂。大変なのは高低差90メートル。途中からは完全に山ですから、アップダウンが激しい。

次に関門通過が厳しい。
15キロ2時間、20キロ2時間30分、25キロ3時間、30キロ3時間40分これ以内で通過しないと、即刻アウトに。初心者にはかなり厳しいタイム設定です。ちなみに東京マラソンは42キロの関門が7時間です。いかに青梅が厳しいか。。

最初の10キロはそれなりに快調でした。どうしても人が多いので、道も狭く、急ブレーキをかける様な事もあって、走りにくいですけど。
10キロあたりで、折り返してきた先頭の人とすれ違いました。速ええっ!!

はっきりと辛くなってきたのは、15キロ地点。
折り返しが、“もう、折り返し?”ではなく、“まだ、折り返し?”でした。

20キロ地点。
時計をしていないため、関門通過にどれだけ余裕があるのかが分からず、いつ係員に止められるのか、精神的にあせる。歩いている人やレースを止める人も多くなり、「おいおい、やめちゃえよ」なんて悪魔が囁きはじめる。


足が動かなくなったことってありますか?
初体験です。動かなくなります。
『沿道の応援が励みになりました』なんて良く聞きますが、これは本当でした。角砂糖やフルーツ、クッキー、チョコレート、飴、そしてお水を配ってくれるボランティアの方々。どうもありがとう。辛くなってからは、頻繁に水を取り、半分飲んで、残りは頭からかける。不思議なもので、これで少し元気が出て、走れるんですよ。

今までの人生が走馬灯のように見え出した頃、
そこに栄光のゴールが!

あ、完走しちゃった。

めちゃめちゃ感動しました~

記念Tシャツ、アメ、入浴剤、おにぎり、サプリメント頂きました。


そして完走記念ストラップ。第43回青梅マラソン“FINISHER”の文字!
認定証は後日送られてくるそうです。
う~ん、満足、満足。

~初マラソンを経験して~

沿道の皆さん、ありがとう。
『G.G.佐藤頑張れ!』って言ってくれた方々、ありがとう。
走り終えた時は感動はしましたが、思った以上の辛さに二度と走りたくないと思いました。でも、数日経つと、また、走ってもいいかもと。
こりゃ、麻薬だ。

あと、痛感したのは
マラソンウェアの女の子はかわいく見える(笑)