2008年12月28日日曜日

サクラ

こんな季節にサクラの話ですか?

いえいえ、咲かないサクラの話です。

マックが新商品の売り出しの際にアルバイト1000人を動員し、「サクラ」に行列を作らせていたことが分かった。それが過剰の演出ではないかと、問題になっているそうです。

こんな手法は昔から良くあるじゃないですか?
上野とか秋葉原の露天なんか、分かりやす過ぎるサクラさんがいまだにいらっしゃいますしね。第一、この“演出”自体に何か問題ってあるんでしょうか?
1000人だから過剰なのか、100人ならいいのか、そういう事なんでしょうか。

ただ、これがばれてしまうと、これほど格好悪いことはないですね。
ましてこれが天下のマックさんだから尚更。

行列があると、つい並んでしまう人いませんか?

面白い実験があります。

8人の被験者に、1枚のカードに書かれた長さが違う3本の直線から、別のカードに書かれた直線と同じ長さのものを選ばせます。誰が見てもはっきりわかる長さなのですが、実は被験者のうち7人はサクラで、1回目と2回目は正しい答えを言い、3回目は7人とも間違った答えを言う。すると被験者の約3分の1が、同調して間違った答えを言うそうです。

これを『同調行動』というそうです。

行列があるからとりあえず並んでみる、並んで食べたからおいしい、並んだ甲斐があった、全て『同調行動』。
人間の感覚なんてそんなものです。

この記事を読んで、「たいし矯正歯科」もサクラを雇って、行列を作ってみようと思った。

なんてことは、まるでない。
















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