昔、受験の時に
「最後まであきらめないで、時間が余ったら時間のある限り、何度でも問題を読み直しなさい」と教わりました。
野球では「野球は9回2アウトから」という格言があるように、「最後まであきらめない」というスポーツマンシップが美しいとされております。
ウサギとカメの童話では、足の速いウサギさんは、途中で手を抜いて、結局カメさんに負けてしまいました。
スポーツにおいてはもちろん、何事においても「最後まで全力で頑張る」ことは美しいことです。
それなのに。
そうです、あなた。ウサイン・ボルトさん。
世界陸上を観ていらっしゃいますでしょうか。
深夜にも関わらず、織田裕二さんの熱さにつられて、つい夜更かしをしてしまいますが、その100M、200Mを圧倒的速さで優勝したウサイン・ボルトの手の抜きっぷり(足?)が、まぁ~、ひどい。
予選だから突破できればいいんでしょ?という考えなんでしょうけれど、10秒程度のカケッコで、本気で走っているのは、2~3秒じゃないでしょうか。実質、数歩ですよ、数歩!あとは、まさにジョギング。そこまで手を抜くか、と呆れるほどの手の抜きっぷり。
マラソンや長距離レースなんかは、当然、予選なんかないわけですよね。それは疲労が残っちゃうから。数日間でマラソン何本も走れないですからね。
100Mや200Mのたった10秒や20秒のレースでも、予選で本気を出しちゃうと、決勝に響くんですか?そんなに、スプリンターは体力ないんですか。
高い入場料を払って、予選しか観に来られないお客さんもいるわけですし、自分の速さを、「手を抜いてますよ」という走りで誇示しているならば、何か違う気がするのです。スポーツマンシップに反する気がしたもので。