2008年8月25日月曜日

続:胸を張れ、GG佐藤

そもそもGG佐藤を応援するきっかけとなったのは入団当時の異例の経歴を見て、こいつは面白いなと思ったからなんです。誕生日が自分と1日違いで、高校の後輩だ、ということもありましたし。第一、GGというネーミングは、顔がじじくさいからついたあだ名「じじい」をそのまま登録したんです。ハーフとかそういうのではないんですよ。全くもって変なヤツです(笑)

ライオンズに入団後は持ち前の日本人離れしたパワーに磨きをかけて、3~4年かけて頭角を現します。昨年、今年で本格的にブレイクし、今年はオールスターゲームで最多得票を獲得するに至ったわけです。そして苦労人GG佐藤が五輪日本代表に選出されたんです。

GG佐藤は派手なパフォーマンスがあるんです。ヒーローインタビューで彼特有の言い回しでファンの大爆笑を誘ったり、決め台詞「キモティイ~~~」はおなじみになりました。でも、そんなパフォーマンスをする彼ですが、実はすごく繊細で、気の優しい、おとなしい性格なんです。だからこそ、その裏返しのパフォーマンスなんです。

彼が五輪で痛恨のエラーをしたのは事実ですし、日本がメダルを取れなかった一因は彼にあることは否定しません。しかし、彼のプレーは決して怠慢とか手抜きではないんです。明らかにプレッシャーでガチガチになっていたじゃないですか。韓国戦の腰が引けた空振り三振を見ても、中学生でも取れる球を落球した姿を見ても明らかです。彼は去年はエラーは0ですし、今年もわずかに1つのエラーしかしていません。守備のへたくそな選手ではないんです。あの空気、あのプレッシャーに打ち勝てなかっただけなんです。それはプロとしては失格かもしれませんが、日本代表初選出では誰しもそうなるんじゃないでしょうか。かといって、経験豊富な選手ばかりでは、若い選手は育ちません。エラーしてしまった試合では、大きな体を他の選手に支えられて、泣きながら放心状態で帰っていく姿が映りました。日本に帰国した際には、丸刈りで髭を剃って、終始無言でうつむいていました。

彼は精一杯戦ってきました。
ある意味、結果の残せた選手以上に戦ってきたと思います。

新聞やネット上にはGGに対して心無い活字が溢れていますが、ならばあなたはあの場所であのプレッシャーの中で冷静に仕事が出来るんですか?私達の代表として戦ってきた選手達をけなすのはもうやめましょうよ。

どうか暖かい気持ちでGGを迎えてください。日本の代表として精一杯戦ってきたGG佐藤をこれからも応援してください。きっと、この経験を生かして、今よりずっと大きな選手になってくれると思います。

またでっかいホームランとパフォーマンスを見せてくれ!

GG佐藤でGO!GO!
GG佐藤でGO!GO!
狙いはいつも、あの左中間、レッツGG! (応援歌より)