2010年12月20日月曜日

矯正治療のアンケート結果

有限会社TPオーソドンテックス・ジャパン(矯正の材料なんかを作っている会社です)さんが、2010年11月に社会人400名に対し、自分の歯並びに関して自信があるかをアンケート調査したそうです。

『とても自信がある』5.8%
『どちらかといえば自信がある』28.8%
『全く自信がない』26.0%
『どちらかといえば自信がない』39.5%

となり、自分の歯並びに自信がない人が約65%と、
自信があると回答した人を大きく上回りました。

歯並びが綺麗な人にどのようなイメージを持つか聞いたところ、

『清潔感がある』が88.5%
『健康的である』が82.3%
『美容にこだわっている』が56.0%
『育ちが良い』が46.5%

その反面、『自己管理がしっかりしている』では40.0%と50%を切っており、欧米では歯並びが悪いと自己管理能力がないと判断されますが、日本ではまだその意識が薄い様子が窺えます。
これは、日本では歯並びは親の責任であるという考えが根強くあるためではないかと思われます。

『育ちが良い』では『そう思う』が男性で41.0%、女性で52.0%と女性で高くなっており、5割の人が綺麗な歯並びからその人の育ちの良さを感じるようです。

また、矯正治療経験者に矯正をしてどのような変化があったか複数回答にて聞いたところ、

気持ちが前向きになったといった『心理的な変化があった』51.6%
自然に笑えるようになった、よく話すようになったといった『行動に変化があった』22.6%
頭痛や肩こりが減った、胃腸の調子が整ったといった『身体的な変化があった』16.1%

具体的にどのような変化があったか自由回答で聞いたところ、
『自信が持てるようになった』や『歯をみせて笑えるようになった』といった回答が多く、他にも『明るくなったと言われた』、『身体の歪みが整った』、『食べ物が歯に挟まりにくくなった』などがあげられたそうです。

矯正治療には数々のメリットがあります。
アンケート結果を見ても、これだけ意識が高いにもかかわらず、まだ矯正治療に対するハードルは高く感じている人が多いです。

それは、費用だったり、治療期間だったりが原因でしょうか。
あるいは、怖い、痛いというイメージもあるのかもしれませんね。
そういったハードルを少しでも下げるための矯正医の努力も必要ですね。