2009年12月3日木曜日

アルビノ

人間はメラニン色素を生まれつき持っています。

これによって髪の色とか目の色が決まり、さらには白人、黒人、黄色人などもこのメラニン色素の大小で決まってきます。

そのメラニン色素を全く持たない方が「アルビノ」と呼ばれる方です。

特徴は外見の真っ白な髪、真っ白な皮膚で、視力や紫外線に弱いなどの若干の障害はあるそうですが、身体的には大きな障害はないそうです。
むしろ、周りの人がアルビノに関して知識が無い事が一番の障害とも言えるかもしれません。

数年前に流行った「ダヴィンチコード」にもアルビノの人が出ていましたね。

いまタンザニアで、そんなアルビノの人達、約1万人が政府が用意した避難所に逃げ込んでいるそうなんです。

なぜか?

それは、殺されるからです。

タンザニアでは、アルビノの人の体には不思議な力が宿っていると考えられていて、体の一部や臓器を売りさばくための殺害が後を絶たないそうなんです。

なんだか、悲しいを通り越して、呆れてしまいました。
チープな漫画や映画ならまだしも、これが実話ですからね。
臓器を売るために殺害する事もそうですが、不思議な力が宿っているって。。。

タンザニアに行ったことはありませんが、国によっての貧富の差というか、経済格差、医療レベルの差などを、改めて感じました。

DNA鑑定や遺伝子操作が進んでいる現代で、
神が宿る体だから売りさばく、なんてことがあるとは何とも。。。

タンザニアの人がこのブログを読んで

『えっ? 神様宿ってないの?な~んだ~』って思って
この愚行が無くなってくれればいいんですけど。