2019年3月8日金曜日

デンタルバッテリー

デンタルバッテリー?

充電できる歯でもないし、もちろん歯のピッチャーとキャッチャーでもありません。

先日、上野の博物館で絶滅した動物の歯に関するお話を聞いてきました。
その中で、デンタルバッテリーという言葉が出てきました。

絶滅した草食恐竜の歯にあった構造で、多くの歯が一塊になっている状態をデンタルバッテリーと呼ぶそうです。
草なんかをすり潰す際に、このデンタルバッテリーで擦り合せると効率よくすり潰すことが出来る様です。

大根をおろすときに、おろし金を使いますよね?
まさにアレです。


また、デンタルバッテリーはもちろんですがそれ以外でも、昔の動物の歯は今の人間の歯よりも、より実用的だったようです。


こちらの歯もそうです。

パッと見ると分かりませんが、指でなぞってみると、歯の左右の部分が細かいギザギザの構造になっているのです。うっかり触ってしまうと切れそうなくらい細かいギザギザがあります。
これはつまり、現代で言うところのナイフと同じ形状です。

人間の歯も前歯と奥歯は形も違い、それぞれの利用法に合った形になっているわけですが、ここまで合理的ではないですね。

他にも昔の動物は個性的で合理的な歯の構造をしている例がたくさんあります。
非常に興味深いです。

I'll see you again next time !