2011年9月2日金曜日

歯は溶けるか?



歯は溶けるか?の実験をしている動画を見つけました。

結果、歯は12時間で劇的に溶けています。
歯は酸で溶けます。酸っぱいものばかり食べている人の歯が溶ける病気もあります。

ただ、この実験では、実際の口の中を再現しているわけではありません。

①酸の濃度が分かりません。
つまり、口腔内にはありえない強い酸の濃度である可能性があります。

②砕いた歯を使用しています。
当然、口腔内で歯は砕かれていませんので、これほど溶けることはありません。

歯の表面はエナメル質という硬い層でコーティングされています。
従って、そんなに簡単には溶けません。

ただし、歯槽膿漏になって、歯肉が下がってくるとエナメル質でコーティングされていない部分が露出してきます。歯が顎の骨に埋まっている部分は、エナメル質では覆われておらず、セメント質というもので覆われています。このセメント質はエナメル質よりも弱いので、溶けたり、削れたり、虫歯になったりし易いのです。

歯を失う原因は虫歯だけではなく、歯槽膿漏も大きな原因です。
健康な歯を保つには、歯自体の健康と同様に、歯周状態(歯肉や骨)のケアも大切なんです。