保定。
「ほてい」で検索すると真っ先に出てくるのは「布袋寅泰」。その次が缶詰の「ホテイフーズ」。
私達の間では「ほていがさぁ」って言えば、缶詰でもBe my baby でもなく当たり前のように保定。
前にも書いた記憶はありますが、保定について話します。
なぜなら同じことを良く聞かれるからです。
Q. 保定ってなんですか?
矯正治療後の後戻りを防止することです。マウスピースの様な取り外しが出来る物やワイヤーで固定してしまうものまで、いくつか種類があります。歯を動かす矯正治療の後に行う、歯を動かさないための矯正治療です。
Q. いつまでやるんですか?
決まりはありません。正解はないです。
長ければ長いほど良いとしか答えられません。一般的には歯を動かした期間と同じくらい使用するとされていますが、それは一つの目標であって、それで十分である保証は全くありません。
Q. 保定は費用に入っているの?
保定も費用に入っています。保定装置代も調整費も全て含まれております。
Q. 保定装置をしっかり使えば歯は動かないの?
動きます。
矯正治療は歯を太いワイヤーにぐるぐる巻きにしています。それに対して、リテイナーはマウスピースの様なものでは食事や歯磨きでは外します。当然、同じだけの拘束力はありません。後戻りを最低限に抑えるものと考えるのが良いでしょう。
そもそも歯は動くものです。
矯正治療をしたことのない人でも数年単位で見たら歯は動いています。単に気付いていないだけです。
それはごく自然な加齢現象です。
しかし、矯正治療を経験している人だったらそれを後戻りと捉えるかもしれません。
厳密には矯正治療の後戻りと加齢現象にはっきりと線引きをすることは難しいんです。
つまり一生歯が動かないように保定する、これはほぼ不可能ですし、そんなに神経質になる必要もないということです。
I'll see you again next time !
*9/24(火)、9/25(水)は出張のため休診となります。ごめんね。