2014年1月30日木曜日

審美歯科と矯正歯科の違い

審美歯科と矯正歯科は何が違うのですか?

端的に分かりやすく言うなら、

『矯正歯科=機能回復を重視した歯科治療』
『審美歯科=見た目の回復を重視した歯科治療』

となるでしょう。

矯正治療では歯を削ることはほとんどありません。(全くない訳ではありません)
今ある歯をそのまま利用し、骨の中を動かして並べていきます。

審美歯科では基本的に歯を削ります。
例えば前歯のデコボコを治したければ、前歯6~8本程度を削って真っ直ぐな人工の歯を被せる訳ですね。

先日、テレビでこんなのがありました。


芸能人の方が前歯を審美歯科で治療したとの話でした。

これは、前歯を全て被せものの人工の歯にかえているわけです。
前歯を全て削って、被せています。
おそらく費用は数百万円はかかっているでしょう。

審美歯科の一番のメリットは数回の治療で見た目を短期間に改善できる点です。

ただし、メリットもあればデメリットもあります。

①費用
②歯を削らなければならない
③メンテナンスが必要(定期的に歯を作り変える必要性)
④一生人工物の歯である
などです。

芸能人の方は仕事の関係上、矯正治療よりも審美歯科を選択される方が多いですね。
それでも最近は意識の高さからか、矯正装置を着けてテレビに出ている方もちょくちょく見かけるようになりました。

矯正治療と審美歯科。

個人的には、その人それぞれのニーズに合ったものをチョイスすればいいと思いますが、どちらが体に優しいのか、歯に優しいのかは言うまでもありません。